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村上春樹の翻訳で不器用に生きる少年の美しさを感じる『The Catcher in the Rye』【読書屋!】

どうも、ケスイケリーガす。 

誰もが知ってる名作『The Catcher in the Rye』の紹介です

現代日本人作家で世界的に著名な村上春樹の翻訳バージョン!

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 みんなご存知「村上春樹」

村上春樹作品には多くの熱心なファンがいて、「ハルキスト」との愛称で呼ぶことは有名ですよね

 

私は、ハルキストという程ではないですが、村上春樹作品は大好きです

 

高校生の時に読んだ『ノルウェイの森』は、小説を読んで初めて号泣した作品として記憶に残っています

 

彼の作品はひと昔前に書かれたものであっても、つい最近書かれたかのように一文一文が新鮮で洗練されていて、文章にもストーリーにもドンドン吸い込まれてしまうわけです。

 

毎年、ノーベル文学賞の候補として話題に上がるのですが、なかなか選ばれないですね〜

前回なんて、ボブ・ディランでしたからね、驚きでした

そろそろ選ばれてほしいなってのが日本人として思うところです

 

ざっくり感想

『The Catcher in the Rye』の主人公はホールデンという少年

彼がそばにいたら間違いなく「ムカつく!」と叫びたくなってしまう

 

しかし、ページが進むにつれ、そのムカつくホールデンが可愛くなってくる。

 

なにをやっても上手くいかないホールデン、達者な口を少し控えめにすれば上手くいきそうなのに

 

相手を傷つけ苛立たせるホールデン、もっと自分に素直になれば仲良くなれそうなのに

 

妹思いのホールデン、その優しさで自分自身をもっと愛せばいいのに

 

読後には、そんな思いがあなたの心の中を埋め尽くすだろう

 

 

誰もが器用に生きていければ、世の中で苦しむ人は少なくなるかもしれない。

 

ただ、人はそんなに器用じゃないはずなんだ。

 

だって、誰もが生きるってことが初めてなんだもの。

 

どんなことであっても初めから上手くいく人なんていない。

 

 

こんな話がある。

 

東日本大震災の死者数が約16,000人

平成27年度の国内自殺者数は約24,000人だという。

 

この数字に、あなたはどう感じるだろうか?

日本の自殺者数は衝撃的な数と言えるだろうか。

 

少なくとも、私はこの話を聞いたとき悲しみと驚愕でいっぱいになった

 

彼ら彼女らはなにに苦しんだんだろうか

 

なぜもっと器用に生きていけなかったのだろうか

 

器用に生きていけば、自らの生を自らの手で終えることなどしなかったのだろうか

 

それは誰にもわからないけれど、そう思ってしまったんだ

 

 

ホールデンはとにかく不器用で

行き場がなくなったホールデンが寝床を求めた教師はこう言った。

 

"君が無価値な大義のために、なんらかのかたちで高貴なる死を迎えようとしているところがね・・・中略・・・彼(ある精神分析者)はこう記している。『未成熟なるもののしるしとは、大義のために高貴なる死を求めることだ。その一方で、成熟したもののしるしとは、大義のために卑しく生きることを求めることだ』"

 

ホールデンは不器用だけれど、純粋で心の中には彼なりのヒューマニズムがあふれている

それは他人には理解されないことだ

上手くいかない現実にホールデン自身も気付いてしまっている

そこに、ホールデンと読者のあなたを結ぶ何かがある

 

不器用に、だけど、全力で生きるホールデンの葛藤を読んでみてほしい。

それでは、グッバイ!

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