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頑固なオヤジの敵に立ち向かう姿にページをめくる手が止まらない『空飛ぶタイヤ』【読書屋!】

どうも、ケスイケリーガです!

今日は超売れっ子作家、池井戸潤『空飛ぶタイヤ』をご紹介します

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池井戸潤さんの作品は超人気!

池井戸潤さんといえば、多くの作品がドラマ化してます

 

特に、数年前に一世風靡した「半沢直樹」の原作者でもあります

僕はハマりすぎてDVDを買ってしまいました

これ↓です。当時なんのためらいもなくポチっていました(笑)

 

倍返しだ!ってやつですね。どこいっても流行ってましたよねー

 

でも、私の根があまのじゃくなもんで、池井戸潤さんの作品を読んだら負けだなんて思ってた時期があって、小説はあまり読んでこなかったんです。

 

『空飛ぶタイヤ』については大学の後輩にオススメされて読んでみたんです

いやぁ~~~、なんでいままで読んでこなかったんだろうって後悔するくらい面白かったです

 

文庫本で800頁以上の超大作ですが、あっという間に読めちゃいます

もう気分爽快すぎてページめっちゃめくりますよ!

 

ざっくりあらすじと感想

人の命を奪った事故を起こした運送会社の社長が主人公です。

いわゆる中小企業の社長ってやつなんですが、これがまた頑固で強くて。

惚れちまいます

 

事故が起きてしまい人命を奪ってことには悔やむ一方で、絶対に自分の会社が原因でないと主人公は信じます

 

事故の原因を彼の会社のせいと断言する、大企業、取引先、マスコミ、警察、息子の学校での保護者たち、ありとあらゆるものに立ち向かう姿が描かれます

 

どんなに断定されても、どんなに信じてもらえなくても、家族や社員、信じていてくれる一握りの味方のためにかのとんでもなくでかい悪魔たちと戦っていく。

 

 そこには家族や命の大切さ、正義を貫く信念、人の心を動かす熱意などがぎっしり詰まっています。

 

彼の周囲の人間たちも彼の熱意と苦悩に触れ、あるものは彼を非難し、あるものは彼を救い、またあるものは彼から勇気をもらい相手に立ち向かっていく。

 

この小説の中にある一つの一貫した構造は、正義の仮面を被りマジョリティの支持を得た悪魔とそれに潰されそうになりながらも立ち向かっていく弱く小さな諦めない力です。

 

弱いものが巻き起こす大逆転劇こそが、この作者のこの作品の醍醐味なのだろうと思っています。そこにこそドラマがある。

 

私自身の話だが、学生の頃に大きな挫折をしている

ある組織の仕組みを変えたくて、自分の頭では絶対正しくて正義だと思うことを行動した時に、周りの理解を全く得ることができなかった

そのとき、どれだけ人の心を動かすことが難しいかを思い知った

 

もし、私がその時にこの作品と出会っていたら、とんでもない勇気をもらっていたと思います

 

小さな会社の頑固なオヤジに惚れちまうだろうなって。

 

 

今回は気に入った部分が2か所あったので引用も2か所から。

 

" "歯車"という言葉には良いイメージがない。組織の歯車。人生の歯車が狂う―たとえとして使われるときの歯車は、意思も自由もなく、かといって無いと困る必需品だ。ただ摩耗していくだけの取るに足らないひとつの部品である。"

 

"緊張感に身震いしたくなる。こんなことがあろうと、常に目指すべきは事の本質だ。形式や先入観にとらわれたとき、その本質は見失われ、安直だが見当違いな結論だけが目の前にぶらさがるってわけだ。"

 

面白さに加えて、めっちゃ勇気のもらえる小説です。

一読オススメします!それでは、グッバイ!

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