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終盤のどんでん返しに騙される!グランドホテル形式ミステリー『グランドマンション』【読書屋!】

どうも、ケスイケリーガです。

結末のどんでん返しに騙されまくりました。折原一『グランドマンション』をご紹介します!

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 ざっくりあらすじと感想

この小説は7つの短編ミステリーで構成され、どれもが一つのマンションを舞台にしています。マンションの住人たちが引き起こす様々な事件を描いている。

 

個別の物語を読み進めていけばいくほど住人たちの個性が滲み出てくる。終盤には、〇号室にはあの人が住んでるから・・・なんてふうに読みながらもマンション、住人の姿を具体的にイメージすることが容易となっているだろう。

終盤の物語になるほど、序盤中盤で登場した住人が再登場して活躍する。

(こんな形式の物語をグランドホテル方式といいます。)

グランドホテル方式(グランドホテルほうしき)は、映画小説演劇における表現技法のことで、「ホテルのような一つの大きな場所に様々な人間模様を持った人々が集まって、そこから物語が展開する」という方式のことである

グランドホテル方式 - Wikipedia

前提を疑わないと完全に騙されるミステリー

読み進めていくとわかるんですが、とにかく「前提を疑えー!!」って感じなんです。

当たり前と思って読んでたことが当たり前じゃなくてそんな結末あり!?と思わせながらも結末の爽快感は格別。

読者にモヤッとさせることなく、読者の前提をひっくり返してくる。

どんでん返しのあるミステリーが好きな方にはすっごくオススメです!!

 

この引用文に私は騙された、しかも見事に騙された

この平凡な文章にこの小説最大のどんでん返しのストラテジーが含まれていたなんて・・・!って感じで終盤で騙されていることに気づきました(笑)それまでは騙されてるだなんて夢にも思ってなかったのに

"こうして、すべての部屋をきれいにした後、あてがわれた一階の部屋でこの日記を書き始めている。俺は疲れ切っていた。老境を迎え、俺には気力も体力もない。今さら、留子に泣きつくわけにもいかなかった。元妻のところで下男のようにこき使われるか、田舎にもどって一人で暮らすか。どっちを選んでも地獄。ねぇ、おまえなら、どっちを選ぶ。・・・・・・って、俺、誰に呼びかけているんだろう。"

 

どんでん返しは至る所に散りばめられていて油断できないミステリーです。めちゃめちゃ面白いのでオススメです。

それではグッバイ!

 

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