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一読の価値あり!シェイクスピアの名作喜劇!『ヴェニスの商人』【読書屋!】

どうも、こんにちは!アリガテンです。

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2週間に1度程度、古本屋で気になったものを手あたり次第買い物カゴに入れレジでお会計をします。そのなかに紛れ込んでいたのが本日紹介するシェイクスピア『ヴェニスの商人』です!あまりに有名ですが、意外とどんな話なのか知らなかったので面白いなーと思いながらページを進めることができました。

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シェイクスピアといえば1600年前後(日本においては江戸幕府が開かれた時期!)に活躍した劇作家というところでしょうか。当初は喜劇調のものが多かったが次第に悲劇を多く書くようになりました。

この『ヴェニスの商人』は喜劇の部類に入る。物語はハラハラドキドキさせられながらも大逆転劇に心を奪われる。ピンチ→ピンチを救う何か→ハッピーという流れが物語の中の構成になっている。本作はあくまで劇として書かれているものなので、シーンが明確に分かれている。シーンに分けて紹介すると、あらすじが理解しやすいだろう。

ちなみに余談だが、登場人物の名前がとにかく似てるような奴らばかりで(バサーニオー、グラシャーノー、ソレイニオー、サレアリオーなどなど)、個人的には最初戸惑いを隠せなかった。次第に慣れるが、カタカナの似通った名前は勘弁してほしい(笑)

そう、シーンごとにざっくりあらすじを紹介せねば。

ヴェニスの街で主人公アントーニオ―が友人の悩みを聞くシーン

ここでは、主人公アントーニオ―の友人バサーニオ―がベルモントの貴婦人に婚約を申し出るためお金が必要だと相談を持ち掛けてくる。アントーニオ―は貿易商であり、金は貸す工面はできるが今すぐには難しいと判断し、ユダヤ人のシャイロックに金を借りることとなる。その際に、シャイロックにアントーニオ―が金を返せなかった場合はアントーニオ―の体の肉を1ポンド分切り取るという約束を結ぶ。ここが起承転結の起にあたる。ここでのやりとりが物語の基盤になっている。ユダヤ教が異教徒として描かれていることにも注目しておかなくてはならない。

バサーニオ―がベルモントへ行き貴婦人と婚約するシーン

アントーニオ―がユダヤ人シャイロックから借りた金をもとにベルモントへ行き貴婦人に結婚を申し込む。貴婦人が提示した条件をクリアし、彼は晴れて婚約を結ぶこととなる。その際に、貴婦人から指輪を贈られ、この指輪をなくしたりはずしたりしてはいけない、もしそのようなことをしたときには愛が覚めた証だという誓いを結ぶ。この段階では、指輪は単純な愛の誓うためのものと思い読み進めるが、後に物語の上での重要な装置であることがわかる。

アントーニオ―が金の工面ができない知らせを受けヴェニスへ戻るシーン

ベルモントの貴婦人と婚約を結んだバサーニオ―のもとにある知らせが届く。その知らせにはアントーニオ―の頼りにしていた貿易船が難破してしまったためユダヤ人シャイロックから借りた金が返せそうにないということが書かれていた。この知らせを受けたバサーニオ―はすぐにでもヴェニスへ駆けつけ友を救わなければならないと妻となった貴婦人に言った。すると、貴婦人は金の工面はいくらでもするからすぐにヴェニスへ行くようにと催促した。そして、ヴェニスに戻ったバサーニオ―はアントーニオ―が法廷にかけられてしまうことを知る。ユダヤ人シャイロックの望みはアントーニオ―の心臓を切り取り殺してしまうことであった。

貴婦人がアントーニオ―を救うシーン

絶対絶命のアントーニオ―を救ったのはバサーニオ―の妻となった貴婦人であった。この貴婦人が法廷で発言権のある博士の助っ人に扮して法廷でアントーニオ―とシャイロック、そして公爵相手に論じる。そして、法の下にシャイロックの慈悲心を確認したがその慈悲心を呈することはないことがわかり、ある方法でシャイロックを陥れアントーニオ―を救う。この判決によって、命を救われたアントーニオ―、友を救うことのできたバサーニオ―はこの貴婦人が扮した博士の助っ人に感謝を述べ、御礼の金を渡そうとする。しかし、金を受けることはなく、他のものを要求した。

貴婦人がすべてを打ち明けるシーン

金を受け取らない貴婦人が唯一願ったものはバサーニオ―が指にしていた指輪であった。しかし、バサーニオ―としても容易に差し出すことはできない。なぜなら、この指輪は愛の証として貴婦人に贈られたものであり、絶対にはずさないと誓いを立てたからだ。しかし、友の命を救ってくれた人が望んでいるものを渡さないのもおかしな話と最終的に指輪を渡す。ベルモントへ帰ってきたバサーニオ―はその貴婦人に指輪をしていない旨を問い詰められる。バサーニオーはたじたじしつつ友を巣くうためだったと主張し、指輪を渡したことについては謝罪した。しかし、貴婦人の手の中にその指輪があり、そこから貴婦人はその日のことを打ち明ける。そして、バサーニオ―とアントーニオ―は貴婦人のおかげで命を拾ったことに驚き、再度感謝を述べその後の愛の誓いを述べる。

 

劇として見てみたいというのが第一印象だった。この本自体も脚本として書かれているので自分の頭のなかで各シーンや登場人物の姿形なんかを想像しながら物語を読むと非常に面白く、そのイメージを劇として見ることができたら非常に幸せだろうなと。物語自体は非常に面白く裁判シーンなどは少しハラハラドキドキしながら読み進められる。物語の構成も非常にシンプルだが、逆転劇がいたるところに散りばめられており読んでて飽きないなと思う。

たまには名作中の名作に出会うことは大切だなと思うほど、良さを感じた作品だった。

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