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◇年間100冊読書日記◇趣味の読書の語り部屋

日本語の美しさに触れてみんとす。『俳句世がたり』【読書屋!】

どうも、こんにちは!アリガテンです。

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日本語って本当に綺麗だなと思わされてしまうような文章に巡り合ったとき、私は一つの憧れや幸せのようなものを感じる。日本語以外の言語でも、美しさを感じられるくらいになれればいいのだが、現実はそうではない。日本人に生まれ日本語を話し日本語を読む。そうであるならばすこしでも多くの日本語の形に触れたいと思った。それが自分の肌に合うか否かは別としても。そういう心持ちで手に取ったのが小沢信男『俳句世がたり』だ。

文章を書くきっかけに、この記事を一読どうでしょう。

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1927年生まれの筆者が2010年4月から2016年10月までの出来事や思いを様々な俳人の俳句を紹介しつつ説いていく形式の本である。

先にいうと、私には少々ハードルが高かったというか、俳句に関しては「へーそうなんだ」「この時代にはこんなことがあったのか」等々勉強させられることばかりだったのだが、筆者の「世がたり」の部分がどうにも肌に合わないというか好きになれないものが多かった。あくまで「私は」であり、みなさんにとってどうかはわからないのであしからず。

俳句にはこんな考え方や表現の仕方、作法や慣例などがあるのかと思わされる分には非常に魅力的な本であることは間違いない。また、1927年生まれの人間が語る戦中戦後の出来事や事件などは知っておいて損はないのではないだろうか。非常に勉強になることは間違いない。

一方、どうにもこうにも筆者の感情論が強い。冒頭の「はじめに」にも"私の日記どうぜんなのかもしれません。"とあるが、まさにその通り。この部分が好きになれないとしたらこの本を読み進めていくのは少々苦痛かもしれません。たとえば、やたらとでてくる原発批判。この批判も論理的に筋が通っていれば読むに耐えられるのですが(私自身が原発に賛否の特段の意見を持っているわけではないです。)あたかもマスコミに流されたお昼のワイドショーのしょうもないコメンテーターが言うようなことを述べられても辟易してしまうのが正直なところ。また、情報社会への批判的な文章も時代錯誤も甚だしくこれからの21世紀を生きる人間には全く響かないことばかりだなと思ってしまいました。

 

私の不勉強ゆえ、本書の魅力が十分にわからずに終わってしまったことはとても残念。とはいえ、気に入った句もある。紹介して、筆を措こうと思う。

"蟻よバラを登りつめても陽が遠い 鳳作"

 

また、時間を置いて読んでみようと思う。そうしたら、また違った魅力に気付くことができるかもしれないから。

 

ちょっと暗い文章になってないかと心配になったので、以下の記事はいかがでしょうか?

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