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◇年間100冊読書日記◇趣味の読書の語り部屋

「村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』発売」というトピックを見て思うこと~好きだからこそ違和感~【雑記屋!】

どうも、こんにちは!

三度の飯より本がすき、アリガテンです。

 

 

いつものようにはてなブログのトップページから面白そうな記事はないかなぁ~とのそりのそりとページをスクロールしていると話題のトピックとして「村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』発売」なんてものがあがっていました。確かに字面通り「話題」だというのは一切否定しないんです。実際多くの記事が書かれていますしニュースなんかでもすごく取り上げられていましたしね。(後述の理由でブログ記事はまだ読んでいませんが。

 

でもね、このトピックと沢山の記事が書かれていることにうっすら違和感を感じてしまったのでその違和感について頭の整理を兼ねて書いておこうと思います。これから書くことは今回たまたま「村上春樹」であっただけであって、他のものにも通じるものだと思っています。

 

まずはじめに、私自身は村上春樹が大好きだ。以前も記事の一部で書いたが、「ハルキストとは思っていない、でも、村上春樹作品は大好き」というタイプ。それゆえ、村上春樹の長編新作が出るというニュースが流れた時は舞い上がるほど楽しみな気持ちとなった。近所の本屋で予約までして発売日に手に入れた。会社から本屋に直行して。

 

 

しかし、

 

 

まだ読んでいない。

 

 

時間がないとかちょっとページ数が多くて読み切れていないとかではなく、普段から私は話題作やベストセラーといったものは少し時間を置いてから読むようにしている。早く手に入れたいから買うことには買うのだが机の上に積まれている。岡崎武志『読書の腕前』でもベストセラー本は2,3年おいて読むことを推奨している。

 

なぜ話題作をすぐに読まないか。(今回の村上春樹新作は典型だし、ピース又吉直樹さんの『火花』なんかもそうだった。)

 

話題であることと売れていることが本の中身の良し悪しと乖離していることがあり、自分の読書がその話題性に引っ張られてしまうことがあると思っているからだ。

 

こんな経験はないだろうか。AとBのどちらかを選ばなければならない時、あなたの周りの多くの人が「Aは素晴らしい、Aが絶対にいい」と主張しているとする、Bの方がよいと感じたあなたの意見がAに揺らいでしまい「Bがいい」と声を上げられない。多数派の意見に少数派の意見が負けてしまう構図はいくらでもあると思っている。

 

今回、「村上春樹さんの新作『騎士団長殺し』発売」というトピックと、それに関連する多くの記事があることを見て、なんだかおかしいなぁと違和感を感じてしまった理由はそこにある。話題というものが多くの人を引き付けるのは当然かもしれないがどうにもその話題に引っ張られている人が多すぎやしないだろうか。

 

 

 

それだけ、村上春樹ファンがいると考えればいいのかもしれないが、普段本を読まない人までも話題だからという理由だけで読んでいることもあるだろう。もちろん、話題に乗じて本を読むことは素晴らしいことだとは思うが、本の中身を見てあげてほしいし、普段本を読まない人が村上春樹から読むよりももっとおすすめできる作家や作品があるのではないかと思うのは少々卑屈な私だけだろうか。